PLAMAX チェインバー制作記-05 腰と太腿、足首の工作

チェインバー制作記 05

PLAMAX 1/48チェインバー制作記その5。脚部は挟み込みが多いので工作の殆どが後ハメ加工処理となります。膝下辺りの塗装は塗り分けのモールドが無いので、デカールをトレースしてカット出力したマスキングシートを最大限利用して特徴的な塗装を再現して行きます。

大腿部の改修点

大腿部の後ろはこのキットで合わせ目が目立つ場所の一つです。

ここを完全に接着してしまうと作業効率が悪くなってしまいますので、出来れば最後までバラせるようにしておきたいです。

そこで、出来るだけ目立たないよう分割場所を写真の様に変更して対応しました。

本来は中央にあった合わせ目ですが、この処理を施す事でだいぶ誤魔化す事が出来ました。
ただ強度が無いので組んだり外したりは注意が必要です。実際に折ってしまい、何度か直す羽目にあいました。💧

もう1箇所。今のままでは後部のスラスター?開口部からも分割ラインが見えてしまいますので、エバーグリーンのモールド入りプラ板で蓋をしました。

大腿部に関してはこれで全ての合わせ目を隠す事ができました。

続いてスネ周辺の作業に移ります。

脛部分の改修作業

脛の部分もそのまま組むと合わせ目が見えてしまいます。特にふくらはぎ部分ですね。
ここも挟み込みが多いので、ふくらはぎの下あたり、クリアパーツの所で上下に分割、後ハメ出来る様にして合わせ目を消しました。

ここをカットするのは、取り返しがつかなくなったらどうしよう…とちょっと勇気が必要でしたが、なんとか上手くいった様です。

それとクリアパーツの上部には、ミサイルポッドを装着する為のジョイント穴があります。
目隠し用のパーツもあるのですが、一旦差し込むと中々取り外し難く、塗装を剥がしてしまう可能性が高いです。

そもそもこの部分はモールドとして存在しないようなので、ネオジム磁石を埋め込んで塞いでしまいました。

ミサイルポッドのベルト部分にもネオジム磁石を埋めて、近付けるだけでピタッと定位置に装着されるようにしました。

本来存在しないモールドも消せたし、着脱も容易になって、正に一石二鳥の改修ポイントとなりました。
保持力は前に比べれば弱くなりましたが、装着して飾っておくのには全く問題ありません。

膝周辺の塗装は左右対称を意識して慎重にマスキング!

膝周辺のマスキング塗装は、一見、直線で構成されているように見えますが、よくみるとそれぞれの塗り分けラインは緩やかな曲線になっています。
しかも両脚を左右対称に塗らなければならないのでマスキングの難易度は高めです!

そこでカッティングマシンで出力したマスキングシートが威力を発揮します。正確に複製したり反転して出力出来るので、左右対称も容易です。

先に全体へホワイトを吹いておき、オレンジ部以外をマスキング、両脚同時に作業して常に左右対称になっているかを確認しながら慎重にマスキングして塗装をしました。

違和感無く左右対称に見えるし、オレンジとホワイトの境目もキレイに出てくれたので一安心です。

足首、腰ブロックもほぼ素組み!塗装は難易度高め!

腰ブロックは表面処理と筋彫りの彫り直し以外の工作は特に行っていません。

足首から下は、足の甲のパーツを後ハメ加工で分割出来る様にしたのと、爪先の肉抜き穴を塞いだ位です。

塗装に関してですが、足首は比較的塗り分けしやすい構造になっているので特に問題なく進める事が出来ましたが、大変だったのは腰ブロックの方。

膝周りと同じく塗り分けのラインが曲線で、しかもオレンジは面積が小さいので、マスキング、塗り分け共に面倒でした。
ココも出力したマスキングシートを利用して塗装したのですが、一発で綺麗に塗る事が出来ず、納得いくまで何度か細かい修正をしました。

デカールトレースデータのダウンロード。自由にお使い下さい。

今回制作中のPLAMAX 1/48 チェインバー付属のデカールをトレースしたデータをダウンロード出来ます。

リンクページにある説明をお読みになってからご使用下さい。

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PLAMAX 1/48 チェインバー デカールトレースデータ

まとめ

カッティングマシンで出力したマスキングシートがあれば、塗装は苦労しないだろうと楽観視していましたが、中々思い通りに行かないもんですね。

マスキングシートを所定の位置に貼るのに意外と苦戦したり、パーツの形状が複雑でマスキングが浮いてしまったりと、予想以上に苦労しました。

このブログは、デジタルを活用すればより模型制作が楽に進められて完成作品も増やせる!!という趣旨でやっているのですが、まだまだ課題が多そうです。

とは言え、苦労の甲斐あって綺麗に塗り分け出来た時の達成感たるや、何物にも変え難い喜びがありますね!(昔どこかのプラモ番組で聞いた様なセリフ…)

だいぶ作業も進んできました。次回は腕部の作業となります。

この記事は、ブログ開設前に書き留めておいた制作メモや写真を再編集して掲載している過去作品の制作記です。
一部新たに撮影した写真なども含まれています。

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