シルエットカメオ 素材がピタッと定位置に決まる!カッティング台紙をアレンジ

素材がピタッと定位置に!カッティング台紙をアレンジ

カッティング台紙に一工夫して、いつも同じ場所へ正確かつ簡単に素材をセット出来る方法を考えていきます。そして前回のカッティング台紙自作法の記事で触れた”マス目の再現”に関する補足も含まれています。今回のお題とも関係がありますので、併せてご覧ください。

自作したカッティング台紙のマス目。必要?不必要?

前回、カッティング台紙を自作する方法の際に触れましたマス目の再現について。

私の場合、余り必要性を感じなかったので、外周のラインだけを再現し、他の線は再現していません。

では、何故外周のラインだけは再現したか?

お察しのとおり、この外周線に合わせて素材を配置するからです。

カッティング台紙の各寸法

手元にある台紙から外周線の位置を測ってみると、左右両サイドは各9mm、上辺は19mmのところに位置している事が判りました。

外側両サイドのこの空きスペースは、本体が台紙を押さえる為に使われます。

正確に台紙を前後移動させる為にはとても重要な部分ですね。

つまりこの部分にカットする素材があっても、刃が物理的に届かないのでカット加工出来ません。

加工出来ない部分に素材が配置されていても何の意味もありませんので、外周のラインに合わせて正確に素材をセットする事が重要です。

毎回素材を線に沿って配置するのは面倒臭い

今回の本題である、素材の配置方法について考えます。

通常は、カッティング台紙の外周線に合わせて目視で慎重に素材を貼りつけていきますが、もう少し簡単にサクッとセット出来ないか…

色々考えた結果、カッティング台紙自体に素材を置くためのガイドを設置する事にしました。

外周線に沿って素材が軽く引っかかる程度の出っ張りがあれば良いだけなので、ダイモテープを利用する事にしました。

ダイモテープとは、ダイモ販売株式会社から販売されている、文字や記号を打刻するための樹脂製のテープです。嬉しいことにテープ幅や色が非常に豊富です。

適度な固さもありますので、今回のように、正確に直線を出したいときには大変有効です。
模型制作では、パーツに直線を引きたい時のガイドとしてよく利用されています。

慎重に、外周線に沿ってダイモテープを貼り付けていきます。
そして貼り付けた状態が下の写真。

0.3mm厚のB4プラバンを配置して撮影してみました。

プラバンとダイモテープの厚みが同じだったようで、境目の段差も無くフラットな状態。

素材の左側をダイモテープに合わせ、そのまま上にスライドしていけば、ピタッと定位置に決まります!

スプレーのりがダイモテープに付着しても、高低差があるのでダイモテープ部分だけ拭き取る事も結構簡単です。

但しガイドが厚すぎると刃出し量やカット圧の設定にも影響してきますので、ダイモテープより薄い素材が見つかればそちらの方が良いかもしれません。

まとめ

これで、一旦素材を台紙から外したとしても、容易に同じ場所へ素材を再セット出来るようになりました!

まぁ、ぶっちゃけ、ここまで正確に再配置出来なくても何の影響ないのですが、簡単なお手軽工作で面倒な手間が省けるようになりますのでオススメです。

場合によっては、カットが終わって素材を外したものの、十分カット出来ていなかった場合でも、同じ場所を2度切りすることだって不可能ではないです。

この記事で使用しているカッティングマシンはシルエットカメオ2です。

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