シルエットカメオ カッティング台紙の自作方法

カッティング台紙の自作&アレンジ法

前回は、シルエットカメオのカッティング台紙を自作するための材料の紹介でした。早速制作に取り掛かりましょう!材料が揃ってしまったら後は簡単!正規品と同じサイズに切るだけです。カッティング台紙の寸法など明記してますので参考にして下さい。

少しのアレンジで、より多くの素材サイズに対応

台紙のサイズについて少し。

私が頻繁に使用する素材であるプラ板は、模型制作ではド定番のタミヤ製プラ板。サイズはB4ですから364mmx257mmです。
そしてA3サイズは420mmx297mmと定められています。

私自身、A3サイズの素材をセットすることは滅多に無いのですが、この記事を読んで下さっている方の中には、A3サイズも頻繁に使いたい方がいるかも知れません。

ですが、B4もA3も正規品の台紙のままではほんの少し長さが足りません…

もし長辺が450mmほどあればA3サイズの紙やB4サイズのプラ板も安定してセット出来ますよね。

前回、正規品を採寸した際の数値は、タテ約344mm、ヨコ約325mmでした。

っという事で正規品よりも少し長めのタテ450mmxヨコ325mmでカットすることにしましょう!

素材のカットは出来るだけ正確に、慎重に!

ではサイズも決まりましたので、塩ビ板をカットしていきます。

ここで一番肝心なのは、出来るだけ正確に切り出すと言うこと

特に左肩の直角が正確である事は重要です。ここが正確で無いと、台紙をマシンにセットする際に、毎回カット開始地点である原点が変わってしまう可能性もあります。

そして横幅も、左右が出来るだけ水平になっていないと、カットする際に台紙が前後に移動する度、少しずつずれてしまう、何て事にもなりかねません。

私は出来るだけ正確に切り出す為に、古くなった正規品をガイドとして利用しました。

正規品台紙は当然サイズが正確ですので、カットする塩ビ板の上に正規品を重ね、マスキングテープなどで動かないよう、しっかりと固定します。

後は広い作業スペースを確保し、十分な長さの定規をあてて正規品に沿って慎重にカットしていきます。

マス目の再現方法。

続いてマス目を再現していきます。

再び正規品をガイドとして利用しましょう。
先程と同じく、カットした塩ビ板を上に、正規品を下にして正確に重ね、テープ等でしっかり固定します。

マス目の線を一本ずつ丁寧にトレースするように、カッター等で軽〜くなぞって塩ビ板側にキズを付けていきます。

ケガキ針等をお持ちの方はそちらを利用しましょう。

余り力を入れず、あくまで軽く、必要なら数回繰り返し。
塩ビ板を貫通してしまわない様に気をつけて下さい。

必要な線を入れ終えたら、今度は油性ペンで、つけたキズの上をなぞります。
これでケガいたキズの中に油性ペンのインクが入り込み視認性が高まります。
乾いたらシンナーを含ませたティッシュなどで、はみ出た油性インクをやさしく拭き取ってあげればバッチリです。

拭き取る際、キズに対して平行に拭き取ってしまうと、折角溝に入ったインクも取れてしまうので、キズに対して垂直に拭き取るようにしましょう。

因みにマス目を入れた面は、使用する際にウラ側として使った方が良いかと思います。

後はスプレーのりを拭くだけ!めでたく完成です。

さぁ、あと一息。最後は簡単です。サーッと全体に軽めにスプレーのりを拭いていきます。

スプレーのりを使用する際は有毒物が含まれていますので、換気にはくれぐれもご注意下さい。

そして可燃性のガスが含まれていますから火気も厳禁です!

最後に、外周部分にのりが付着していると本体側が汚れてしまいますので、はみ出たスプレーのりをシンナーで拭き取ってあげましょう。

以上で作業は終了です。

まとめ

お疲れ様でした。

正確に切る、というのは簡単そうで、実は非常に難しい作業なんですよね。
でもココさえクリア出来てしまえば自作台紙の制作は成功と言っても過言では無いので、興味を持たれた方がいらっしゃったら、是非試してみて下さい!

次回、もう少しだけ台紙について触れてみたいと思います。

以上、今回はここまで。

この記事で使用しているカッティングマシンはシルエットカメオ2です。

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